紫外線対策と成分
1年間のうち、夏至のある6月は梅雨の時期でもありますが、
実は一番紫外線量が多くなる時です。
そして、今は夏本番!
曇りの日でも、紫外線対策を考える方は多いと思います。
一般的に「紫外線対策」に使用される日焼け止めの成分には、
主に2種類あります。
1つは化学的な力を利用した『紫外線吸収剤』、
もう1つは物理的に紫外線を反射させる『紫外線散乱剤』です。
今日は、まず『紫外線吸収剤』について触れたいと思います。
『紫外線吸収剤』は、フェノール系やアミン系といった様々なものが
開発されていますが、いずれもエネルギー活性が高い「励起(れいき)」
という状態に変化します。
このとき、当然お肌への負担が大きいことが考えられます。
これらの物質は環境ホルモンや発がん性問題に関わり、
2001年に化粧品に関する法律が改正される前まで、
使用量は10%までと厳しく規制されていました。
しかしながら、業界等の圧力によって、法律改正後は大幅な規制緩和
による「紫外線吸収剤特有の問題」となっています。
そのため、お肌を守るために『紫外線吸収剤』を使用する際には、
注意が必要なだけでなく、下地に油主体のクリームを使うなどの
工夫が必要です。
*紫外線吸収剤を使わない日焼け止めはこちら