リップクリームの効果とは?
リップクリームの効果は
「唇の荒れを防ぐこと」
荒れる前に塗布して、荒れないようにするためのもので、
荒れた状態を治すものではありません。
唇は肌と比べ代謝が早いので治ったかのように感じられますが、
リップクリーム自体の効果としては
「荒れを防いで唇をなめらかにする」以外の効果はないのです。
当たり前のことのようですが・・・、
化粧品をお薬のように使用し、悪化させてしまったり、
本来の効果が期待できないという事が後を絶たず、ご相談も多いので、
ここで一度化粧品というものをよく理解していただくために
改めてお伝えしたいと思います。
化粧品とは、
「人の身体を清潔にし、美化し、魅力を増し、容貌を変え、
又は皮膚若しくは毛髪をすこやかに保つために、
身体に塗擦、散布その他これらに類似する方法で使用されることが
目的とされている物で、人体に対する作用が緩和なもの」
と定義されています。
最後にある通り『作用が緩和なもの』が化粧品です。
薬用化粧品も治療ではなく、
「肌荒れなどのトラブルを防ぐ」とあります。
これを使うと荒れがすぐ治る、良くなるというのは
化粧品ではありません。
自分の体をつくるのは「食べ物」です。
化粧品は食べ物でつくられたすこやかな体や肌をすこやかに、
保ったり守ったりするものなのです。