コールドクリームを使ったゼノア流クレンジング術

みなさん、突然ですが「コールドクリーム」というメイク落としを聞いたことはありますか?
恥ずかしながら筆者は「コールドクリーム」を聞いたことも、使ったこともありませんでした。
しかし、突然いつものクレンジングジェルで肌が荒れてしまい、困った末に出会ったのが、
このゼノアのクレンジング:コールドクリームです。
初めてのコールドクリームでは、最初は慣れず、何度も使い方を説明書で確認したほどでした。
しかし使っていくうちにコツを掴み、今では毎日使用しています。
今回はそんなゼノアのコールドクリームの使い方のコツや、種類など、
筆者の体験を元にレポートしていきたいと思います。
■筆者の肌質
使用レポートの参考までに、筆者自身の肌質をお伝えします。
- 性別:女性
- 肌質:とても乾燥しがちな敏感肌、アレルギー体質、アトピー性皮膚炎あり
- 年齢:30代半ば(2023.9現在)
Table of Contents
コールドクリームとは?
もしかすると筆者のように「コールドクリーム」を初めて聞く方がいらっしゃるかもしれません。
コールドクリームとは、ミネラルオイル、ワセリン、パラフィンなどを用いた、
油が主体のクリームのことを指します。
歴史は古く、紀元前に開発されており、当時は植物油やミツロウなどが用いられていました。
肌につけると水分が蒸発して、少しひんやりと感じられることから、コールドクリームという名が付いたそうです
コールドクリームの特徴:肌にやさしいワケ
ゼノアのコールドクリームは、水と油を馴染ませる性質をもつ”界面活性剤”を一切使用しておりません。
その理由は、この界面活性剤は手軽にメイクを水で落とせる反面、肌のうるおいも一緒に落としてしまうからです。
そのため、メイクを落とす仕組みとしては、「 油は似た油に馴染む」という性質を理解した上で、
油が主成分であるメイクをコールドクリームという油で落とすという仕組みを利用しています。
界面活性剤とは
水と油を分離させずに混ぜ合わせたり、くっつけてくれる役割があり、
油汚れを簡単に水で落すために必要な洗浄剤です。界面活性剤があることで水を使って手軽に油汚れが落とせます。
しかしこの界面活性剤を肌に使うと、どうなるのでしょう。実は肌が元々持つ皮脂や水分を奪ってしまいます。
台所用洗剤でお皿の汚れはスルッと落ちますが、手がカサカサになってしまうのはこのためです。
そのためゼノアのクレンジング剤には界面活性剤を一切使用していません。
ちなみに余談ですが、ゼノア製品を使っている間、顔に汗をかくと、汗が肌になじまず玉の汗が見られ、
ゼノア製品は界面活性剤不使用であることが実感できます。
ゼノアのコールドクリームの使い方
かんたんクレンジング方
【おすすめ】CAREコールドクリーム、BASEコールドクリーム
- コールドクリームをさくらんぼ大(直径2センチ)ほど手に取り、手のひらで柔らかくします。
- 顔につけ、全体に伸ばし、肌に馴染ませます。
(肌が敏感になっていなければ、このタイミングでマッサージをすると
正常な肌サイクルの手助けになります) - ティッシュや湿らせたコットンで優しく拭き取ります。
(筆者自身は柔らかいティッシュで拭き取っています) - 石けんや刺激の少ない石けん洗顔料(CAREびがんこや、BASEソープ)で洗います。
ホットタオルを使うクレンジング法
【おすすめ】コールドクリーム(無水型)、BASEコールドクリーム、ADVANCEマッサージクリーム
- コールドクリームをさくらんぼ大(直径2センチ)ほど手に取り、手のひらで柔らかくします。
- 顔につけ、全体に伸ばし、肌に馴染ませます。
(肌が敏感になっていなければ、このタイミングでマッサージをすると
正常な肌サイクルの手助けになります) - ティッシュや湿らせたコットンで優しく拭き取ります。
(筆者自身は柔らかいティッシュで拭き取っています) - レンジもしくはお湯で温めたホットタオルを顔に乗せ、30秒ほど蒸らします。
※ホットタオルの熱さを調整してから、肌に当ててください。 - 蒸らしたら、タオルがまだ温かいうちに顔を拭き取ります。
この時に一気に強く拭き取らず、ぽんぽんと小刻みに軽く拭きとります。 - 石けんや刺激の少ない石けん洗顔料(固形石けんや)で洗います。
<ホットタオルについて>
タオルを60℃くらいのお湯に浸けて、水気が少し残るくらいに絞ります。
絞ったタオルを手首に当ててテストしてみてください。
心地いいと感じれば、ホットタオルの適温です。
ホットタオルの温度は肌が弱い方は熱いと負担になるので、温度を弱めるなど注意が必要です。
初めての方や肌が弱い方は、低い温度で始めてみてください。
https://genoashop.net/tobikenreport/?p=283
TO BI KEN HOW TO USE|SPECIAL CARE 蒸しタオル
クレンジング後の仕上がり
コールドクリームの仕上がり感に、びっくりするかと思います。
今までのクレンジングは、クレンジングの残りも感じないほどきれいにさっぱり落としますが、
このコールドクリームはすべてきっちり落とさなくてもいいのです。
最初はその油膜感に不安になるかと思いますが、正しい方法なので、
心配せずいつもの肌のケアを行ってください。次第に慣れていくと思いますが、
筆者自身は不思議なことに2、3日で慣れてしまいました!
ゼノアのコールドクリームの種類
ゼノアにはクレンジングできる製品が4つあります。
<TO BE KEN>シリーズ
ホットタオル不要の新しいコールドクリーム
- CAREコールドクリーム
- BASEコールドクリーム
- ADVANCEマッサージクリーム
TO BI KENシリーズは、別の記事で詳しく書き起こしましたので、こちらを御覧ください。
TO BI KEN美顔術:洗顔レポート
【ADVANCE】夏の疲れを冬に持ち越さない 秋のスペシャルスキンケア
<ゼノア化粧品>シリーズ
- コールドクリーム(無水型)
以下の製品は販売終了してしまいましたが、後継品としてTO BI KENシリーズがございます。
- コールドクリームクラシック →BASEコールドクリーム
- コールドクリームNAN →CAREコールドクリーム
- コールドクリームU-1 →ADVANCEマッサージクリーム
- マッサージクリームアルファ →ADVANCEマッサージクリーム
各製品の違いと仕上がり感をレポートしていきますね!
コールドクリーム(無水型)
- テクスチャ
伸びがよく、顔全体になじませやすい。他のコールドクリームより香りが若干強め。 - 使用直後の肌感
コールドクリームクラシックよりライトなしっとりさ。多少の油膜感はあり。 - 翌日の肌感
油膜感はなく、しっとりしつつも、さらりとした感覚。
酸化チタンを配合しており、メイクオフに適した油と、
酸化チタンがやさしい粒としてメイクオフの力を上げてくれるコールドクリームです。
一番の特徴はウォータープルーフ系のメイクをしっかり落としつつも、
適度なしっとりさをキープしてくれるとこと。
コールドクリームクラシックでは重く感じてしまう方、
軽い仕上がりが好きな方にもおすすめです。
【販売終了】コールドクリームクラシック
- テクスチャ
ワセリンのような、もったりした触感。顔全体になじませるには少し時間がかかる。 - 使用直後の肌感
もっちりした感覚、油膜感もある。人によっては重く感じることも。 - 翌日の肌感
しっとりさがしっかり続いており、肌が守られているという感覚がある。
コールドクリーム初心者に試してもらいたい、一番ベーシックなコールドクリーム。
コールドクリームの中で一番肌トラブルの報告が少ない製品です。
特徴的なのは、仕上がり感。とてももっちりして、
日頃から乾燥がひどい方には安心感を覚えるのではないかなと思います。
【販売終了】コールドクリームNAN
- テクスチャ
ぷるぷるで一番柔らかく、トロッとしている。眉や目元などの細かいところにもすぐ馴染む。 - 使用直後の肌感
コールドクリームのしっかりした油膜感とは対照的で、ゆるい油膜感。オイルでケアしたような仕上がり。 - 翌日の肌感
薄っらとした軽いしっとりさ。
蒸しタオルをする必要のない手軽なコールドクリーム。
テクスチャも柔らかく、チューブに入っているため、コールドクリームの中では一番扱いやすい製品です。
ほかのコールドクリームとは成分が少し異なり、ニキビのできにくい普通肌向けのコールドクリームとなっています。
とろっとしているため、細かい部分に馴染みやすく、
ポイントメイクのクレンジングとして使用もできます。
【販売終了】コールドクリームU-1
- テクスチャ
クリームのような触感。柔らかく、顔全体に伸ばしやすい。ちゃんと肌を覆いつつも、
するすると肌の上を滑るため、とてもマッサージしやすい。また質感が軽いため、拭き取りも楽に感じる。 - 使用直後の肌感
軽い仕上がり、ペタッとしない。 - 翌日の肌感
ソフトなしっとりさを感じる。
弱い肌を元気にするより、普通肌のようにベースが丈夫であるからこそ、
肌代謝をより高める効果があるコールドクリーム。
肌の調子がいいときに使うと、翌日はもちもちしっとりした肌感。
逆に悪いときに使うと、肌にムリをさせてしまったのか、
鼻の脇に小さい吹き出ものができてしまいました。
(しかしすぐにコールドクリームクラシックに戻すと、すぐに沈静化し、
改めてコールドクリームクラシックの性能に感動!)
肌の弱い方ではなく、普通肌の方におすすめの製品です。
【販売終了】マッサージクリームアルファ
- テクスチャ
柔らかく、肌の上をつるつる滑るような質感。とてもマッサージしやすい。 - 使用直後の肌感
じっくりで、やさしいしっとりさ。 - 翌日の肌感
軽めなしっとりさ。
乾燥・シミ・シワ・ニキビなどのトラブルに有効なビタミンA配合の贅沢なマッサージクリーム。
名前は“マッサージクリーム”ですが、クレンジングにも利用できるすぐれものです。
肌の上に乗せると、スッととろけ、とても肌になじませやすいため、
コールドクリームクラシックで使いにくさを感じた肌の弱い方は、こちらがおすすめです。
また全ゼノア化粧品の中で一番肌にやさしい製品です。
ゼノアのコールドクリームランキング
それぞれ使ってみた結果、このように順位をつけてみました。
【使いやすさ、扱いやすさ】
1位:コールドクリームNAN
2位:コールドクリームU-1
3位:マッサージクリームアルファ
【落とす力】
1位:コールドクリーム(無水型)
2位:コールドクラシック、コールドクリームU-1、マッサージクリームアルファ
3位:コールドクリームNAN
【しっとりさ】
1位:コールドクラシック
2位:マッサージクリームアルファ
3位:コールドクリーム(無水型)
また、ゼノアのメイク落としはマツエクにも対応しています。
柔らかく馴染みやすいコールドクリームNANと綿棒で、優しく目元のメイクを落としましょう。
まとめ
いかがでしたか?
それぞれ個性があり、また製品によって仕上がり感が違うので
、好みの質感から選んでみてくださいね。
筆者が使用して感じたことは、コールドクリームはメイクや汚れを落とすだけでなく、
肌の乾燥や刺激から守ってくれる役割があるということです。おかげで乾燥がなくなり、
その間に肌が回復、刺激を受けにくい肌になりつつあると感じています。
今まで使ってきたメイク落としに比べ、使用し続けるハードルは高いかもしれません。
身体も肌も、健康がベースにあっての美しさだと思います。
コールドクリームを使用したお手入れは時間が掛かりますが、
おやすみタイムに向けての準備として、ゆったりやさしい肌ケアを始めてみませんか?
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- CARE1 コールドクリーム
- BASE1 コールドクリーム
- ADVANCE1 マッサージクリーム
- コールドクリーム(無水型)
- 【販売終了】コールドクラシック
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- 【販売終了】コールドクリームU-1