基礎講座1:「美しい肌」ってどんな肌?
あなたは、なんのために化粧品を使っているのでしょうか。
女優のようなきれいな素肌でいたいから?
見せたくないスッピンをメイクでごまかしたいから?
スキンケアをするのも、メイクをするのも、どちらも「美しくありたい」からではありませんか?
そう、化粧品は「美しくある」、もしくは「美しくなる」ために使うものです。
では、「美しい肌」とは、どのような肌のことをいうのでしょうか。
美しい肌とは
透明感のある白い肌?
赤ちゃんのようなぷるぷるした肌?
人によってさまざまなイメージがあると思いますが、美しい肌とは、以下の言葉に集約することができます。
「美しい肌 = 健康な肌」
健康な肌は、トラブルが少ないので、とても美しく見えます。
健康な肌 = バリア機能がしっかりしている ので、
乾燥しらずでしっとりお肌になり、メイクしても荒れにくい肌です。
健康な肌 = 新陳代謝が活発 でもあるので、
シミもしわもできにくい、表面の角化が正常になるのでキメが整って透明感のあるツルツルお肌になるわけです。
つまり、健康な肌であれば、素肌もメイク顔もきれいに見えるということ。
いま一瞬だけ肌が白ければいい、いまだけ肌がぷるぷるしていればいい、ということではなく、10年、20年、30年と、年を重ねても、肌がきちんと健康である。
こういう肌を年齢しらずの「美しい肌」というのです。
美しい肌をつくるには?
「美しい=健康な肌」をつくるには、体の内側と外側からの、2つの実践が必要になります。
- 肌(皮膚)細胞をつくる栄養素を摂ること。(体の内側)
- 皮膚のバリア機能が正常にはたらくようにすること。(体の外側)
1は体の内側から食事によって、2は体の外側から、おもに洗顔や化粧品などスキンケアを使った働きかけです。
両方の“正しい”実践こそが、「美しい=健康な肌」をつくるのです。
食べ物の役割を理解して、体の内側から健康になること。
体の外側からは、皮膚の生理に忠実なお手入れをすること。
この双方をどちらもかけることなく守り続ければ、美しい肌を手に入れることができます。
そのためには、まず、お肌のしくみをしっかりと理解することが必要です。
化粧品を使うにしても、食事をとるにしても、果たしてそれが
「肌にとって良いことなのか」
を知ることが美しい肌への第一歩となります。