東京美容科学研究所について

株式会社東京美容科学研究所(昭和 8 年創業)は、美容科学講座(旧美容大学*)をはじめとする教育部門をもち、誤った化粧品の知識に惑わされないよう、正しい美容知識の普及のために、これまで2万人以上のプロのメイクアップ、ヘアスタイリングの方々に指導をしてきました。

また、研究所ポリシーに基づいて、肌のバリア機能を守る化粧品を製造しています。

*旧美容大学は、学校教育法第一条に定められた大学ではありません。

美容科学講座(旧美容大学)について

皮膚美容科学
毛髪美容科学
油脂化粧品学
食品栄養学

皮膚美容科学、毛髪美容科学、油脂化粧品学、食品栄養学 の4分野について、
独自の教科書と講師による美容科学講座を開催しています。

本講座は 60 年以上にわたり、全国各地で講座を開催しており、のべ受講者数は 2 万人以上に のぼります。研究所長は応用化学博士の学位をもち、化粧品に使われる原料について、化学物 質構造や特性の知識をもつこと、また薬機法の専門家が常駐しており、法律の最新情報、製 造許可に関する知識情報にも強いのが特徴です。

定期的に開催されている美容科学講座では、 まず、肌のバリア機能とは何か、肌のしくみから説明いたします。

研究所レポートについて

本研究所では、一人でも多くのみなさまに、わかりやすく化粧品の賢い選び方 を知っていただき、皆様が自分で情報を判断できるようになってほしいと考え ております。 その第一歩は、皮膚のことを知ることです。

肌の悩みを根本的に本質から解消するサポートできるように、健康肌すなわち 生まれもった健康美をサポートするための情報と商品を提供しています。

化粧品について

肌によいとは、どのようなものでしょうか?10年、20年、30年と使い続けていったときに、"肌が健康であるかどうか"に尽きるのではないでしょうか。

真の美は生まれもった健康肌にあり、本来のバリア機能が働く健康肌を目指す化粧品です。その成分と製造法は使用する人の健康を守ることを第1に、 成分が肌の内部に浸透されないように設計しています。

今から70年ほどまえの1953年、『肌は弱酸性に』を提唱し、『酸性化粧水』と『酸性剥離性パック』を考案、開発しました。そして今も、酸性化粧水と酸性白土を用いた剥離性パックを製造しています。

肌は弱酸性にを世に広めた各種、酸性化粧水も製造しています。


皮膚のしくみを知ってください

皮膚のしくみ

本来の肌は皮脂という天然の衣をまとい、角層という防護壁によって守られています。 新しい細胞をつくる大切な場所(基底層)を守りたいから・・・ だから簡単に外界のものを肌の中に浸透させることはできません。

これが「守る」という肌本来の機能です。これをバリア機能と呼んでいます。


健康な肌のサイクル

新しい細胞は基底層でつくられています。基底層でつくられた細胞は表面に移動しながら死んでいくのです。だから、角層は死んだ細胞でできています。きちんと死ぬことで正常でしっかりした防護壁となるのです。
美容液などを使って死んだ細胞に栄養を与えて生かそうとするのは皮膚の生理に適っていないのです。むしろ、きちんと細胞が死んで角層が作れるようにすることや、肌の正常なサイクルを促してあげることが大切です。


肌に浸透させません

その1 浸透しない肌へ

皮膚の生理に忠実な化粧料、その基本は「肌を守る」というバリア機能を決して壊してはならないということ。バリア機能が弱まると乾燥肌や敏感肌の原因になるだけでなく、異物も侵入しやすくなるからです。

浸透させようとするのではなく、肌本来がもっている「守る」という機能を大切にする。 生まれついた肌、本来の肌を健康に守ることが美しさの原点と考えています。 コールド洗顔にこだわるのも、東京美容科学研究所でシワ取りクリームを作らないのもそのためです。


その2 「油汚れは油で落とす」コールド洗顔

「メイクなどの“油汚れ”は“油”で落とす」、東京美容科学研究所がかたくなに守り続けるこだわりです。
東京美容科学研究所では、どんなに手軽であっても、簡単に水で流せるクレンジングオイルを製造しません。本来、油だけで作られていれば水には溶けません。水に溶ける油を作るには界面活性剤の力が必要だからです。

油だけでできていれば、天然のクリームである皮脂を取りすぎずに、バリア機能をしっかりと守って洗顔ができるから、だから東京美容科学研究所のコールドクリームは簡単に水では落ちないのです (東京美容科学研究所の特長 コールド洗顔) 。


その3 できることしかしない基礎化粧料

東京美容科学研究所の製品には即効性はありません。 しわを一晩で消すのも、シミをすぐに無くすのも、あっという間にもちもちの赤ちゃん肌にすることも、「浸透させない肌」ではできないことだからです。

浸透剤を使わないから、浸透させないという、本来の肌がもっている「守る」という機能を保てるのです。

東京美容科学研究所の考えるローションの一番の役割はお肌を弱酸性に戻すため。決して、お肌をプルプルにするためではありません。クリームは天然のクリームである皮脂を「補う代用品」として存在します。初めてお使いになるときは、一般の化粧料とだいぶ違うと感じられて戸惑いも多いかと思いますが、東京美容科学研究所はこの考えを一貫して通してきました。 健康な肌を健やかに保つ、そのために必要なことをシンプルに形にしたい、そう考えて商品を作り続けています。